双子ママの孤立を防ぎたい!双子サークル「そらまめキッズ」再始動の想い

「自分たちが一番欲しかった場所」を取り戻すために

――まずは、双子サークル「そらまめキッズ」を再始動させたきっかけについて教えてください。

もともと「そらまめキッズ」は高槻市で長年続いていた伝統あるサークルだったんです。でも、コロナ禍や前代表の方のお子さんの成長などがあって、活動が途絶えてしまっていて。私が双子を出産して「どこかに同じ双子ママはいないかな」と探した時にはあまり活動されていない状態でした。
「じゃあ、私たちが復活させるしかない!」と思ったのが2024年の春でした。

――なぜ「無料・都度参加OK」という形態?

双子育児って、とにかく当日の朝まで何が起こるかわからないんですよ。1人が熱を出せばもう1人ももれなく体調を崩すし、朝の準備だけでHPがゼロになって出かけられなくなることも日常茶飯事です。

年会費制や事前予約制にしてしまうと、「今日行けなかったらお金が無駄になっちゃう」「直前でキャンセルしたら申し訳ない」って、ママが余計に自分を責めちゃいますよね。だからこそ、「気が向いた時にいつでもフラッと来られる」「お金もかからない」というハードルの低さは絶対に譲れないポイントでした。

玄関を出ることすら「命がけ」——双子育児の知られざる現実

――実際に双子を育てる中で、どのような苦労がありましたか?

一言で言えば「外に出ること自体が命がけ」です。横型ベビーカーだとエレベーターに乗れない、バスに乗ろうとしたら断られる……。1人を抱っこしてもう1人を手をつないで歩かせるのも、一瞬でも手を離したら車道に飛び出してしまう恐怖と背中合わせです。

そんな中「今日も誰とも喋らなかった」「外の空気を吸っていない」という状態が続くと、精神的にどんどん追い詰められていくんです。

――一般的な子育て支援センターや広場に行くのは難しかったのでしょうか?

行くことはできるんです。でも、行ったら行ったで「子供を追っかけるのに必死で、結局他のママやスタッフさんと1言も話せずに終わる」んですよ!2人が別々の方向に走っていくのを必死で追いかけて、汗だくになって帰ってくるだけ(苦笑)。

だから、私たちが今一番必要だと痛感しているのが「母子分離」なんです。誰かが子どもを見てくれて、ママ同士が温かいお茶を飲みながら落ち着いて話せる1〜2時間。それがあるかないかで、ママの心の救われ方がまったく違います。

行政との「熱量の差」と、地域で突き当たった壁

――活動を続けていく中で、行政や地域との連携で感じた葛藤はありましたか?

正直に言うと、当事者である私たちと、行政や既存の支援窓口との「温度差」には何度も壁を感じました。保健センターの保健師さんやスタッフさんも親身になってはくださるんですが、双子育児の「本当の壮絶さ」は、やっぱり経験した人にしか伝わりきらない部分があって。

行政の手続きや制度の壁にぶつかるたびに、「もっと当事者の声に耳を傾けてほしい」と歯痒い思いをしました。

――それでも諦めずに、高槻市内の様々な施設に働きかけを続けていらっしゃいますね。

地域の子育て支援拠点の方々とお話しさせていただく中で、少しずつ私たちの想いを理解してくれる応援者も増えてきました。

ただ、私たちもボランティアで運営しているので、資金面や人員面での限界は常にあります。オンライン交流会を試してみたり、いろんな工夫を模索してきましたが、やっぱり「対面で会って、共感し合える場」を維持するためには、助成金の活用や、先輩双子ママたちのサポート体制をつくることが今後の課題ですね。

これから目指す未来と、孤独な双子ママへのメッセージ

――今後、「そらまめキッズ」として取り組んでいきたい夢やビジョンを教えてください。

高槻市を「双子が育てやすい街」にしたいです!「双子ウェルカム」のステッカーを貼ってもらう取り組みや、双子ママ目線の「お出かけMAP」の作成などを考えています。

「ふたごおでかけMAP」は、双子ベビーカーで入店できるかどうかだけを基準に、お店を選んでいるわけではあません。

もちろん、双子ベビーカーで入れることも大切なポイント。

でも、それ以上に大切にしているのが、「双子ママが気分よく、あたたかい気持ちで過ごせるお店かどうか」ということです。
ベビーカーで入店できても、スタッフの方の対応が親切でなかったり、「子連れでも歓迎されている」と感じられないお店は、リストには掲載していません。

実際に双子ママがお出かけするときに感じる「入って大丈夫かな?」「迷惑じゃないかな?」という不安を、少しでも減らしたい。だからこそ、設備や広さだけではなく、お店の方のあたたかさや、子連れ・双子への理解も含めて選んでいます。

「行けるお店」ではなく、「行ってよかったと思えるお店」を見つけてもらう。
そこが、一般的な親子向けのおでかけ情報サイトとは違う、「ふたごおでかけMAP」ならではの特徴です。

――最後に、今まさに家で1人、双子育児に悩み、孤立しているママたちへメッセージをお願いします。

「頼ることは甘えじゃない」と伝えたいです。双子育児は、気合いや愛情だけで乗り切れるほど甘くありません。1人で抱え込まずに、まずはサークルに来てみてください。「めちゃくちゃ大変だよね」って笑い飛ばし合える仲間が、ここにはたくさんいます。

インスタのDMでも、公式LINEでも、どんな形でもいいので気軽に連絡をください。私たちはいつでも、あなたと繋がれるのを待っています!

【編集後記(インタビューを終えて)】

「双子育児の過酷さを、ただの『大変だね』で終わらせたくない」言葉の端々からは、ご自身が苦しんだからこそ生まれた、深い愛情と力強い行動力が溢れていました。高槻市で育つ双子ちゃんとそのご家族が、笑顔で社会とつながり合える未来に向けて、「そらまめキッズ」の挑戦を心から応援しています!!

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気になる方はぜひチェックしてみてくださいね♪

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